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「ひまわり王子&ひまわり王女コンテスト」彼はただ、王子になりたかった…… – ばかにゅー.com

「ひまわり王子&ひまわり王女コンテスト」彼はただ、王子になりたかった……

僕の地元、神奈川県座間市には大きな「ひまわり畑」があります。ここ数年でその美しさが話題となり、知名度も上がり、夏の一大イベントとして「ひまわり祭り」が盛り上がりをみせています。

インスタ映えスポットにもなりつつ、幅広い世代の多くの方々が訪れるほどの人気っぷり。

今年に入り、新規イベントとして「ひまわり王子・ひまわり王女コンテスト」というのが開催され、僕はそのコンテストに出場することになった。

ひまわり王子・王女に選ばれた人たちというのは、座間の親善大使として1年間に数回PR活動行うとのことで、郷土愛のある、まさに座間大好きっ子を決めるというイベントです。

平成最後の夏、ひまわり王子を目指すべく、暑い夏に、熱い心をもった僕が挑む言わば平成最後の想い出作り。これは平成ラストサマーに王子になるため命を懸けた僕物語である。

目次

可能性を感じさせる一言で舞い上がり……


ひまわり王子のコンテストに出場するそもそものキッカケは、主催をする実行委員の知人の一言だった。

「君ならひまわり王子になれると思うよ」

この言葉は僕にとって、暗闇を彷徨っている中に一筋の光が差した気がした。そう、希望を感じたのだ。(一部の表現で、決して病んでいるわけではありません)

それをキッカケにコンテストへ応募し、僕の熱い夏が始まった。

クリアしなければいけない関門は全部で3つ。

・1次審査の「書類選考」
・2次審査「会場にてグループ審査」
・最終審査「会場にて1人10分のPR」

応募数がどれだけあるのかは分からないが、1次審査は通過し、後はコンテスト当日に行われる2次審査と最終審査を迎えるだけとなった。

直射日光で汗だくの2次審査


会場で行われる2次審査は多数で1組のグループ審査なのだが、まぁー日差しが強く、ステージに立った参加者はみんな汗だくになりながら頑張っていた。

2次審査では司会を務めるMCの問いに答えながら、地元の素晴らしいところや、地元愛をどれだけアピールできるかがカギとなる。

正直不安だった。僕は口下手でトークに自信が無く、面白い事を言えるほどボキャブラリーも兼ね備えていない。ただ笑顔で、明るく話すので精一杯でした。

参加者は強者だらけだが、その中でも一際目立つ、まさに王子のルックスをした参加者がいた。勝手にライバル心を抱きながらも、ひまわり王子有力候補として注目していました。

2次審査の結果は……

見事通過、イェイ!

車の免許を受験した時のようなドキドキ感、名前を呼ばれた時は内心ホッとした。もちろん目標は「ひまわり王子」だが、関門をクリアできた時は素直に嬉しかった。

最終審査に残ったのは5人、みんな個性があり不安が募る。ここまで来たら全力でアピールするしかない事を知ってはいるものの、緊張と不安で押しつぶされそうに。

最終審査は、特技や自分をアピールできることを中心に披露し、一般投票と審査員投票の集大成の結果で王子・王女が決まる。

最終審査のアピール、トークは無理!

10分間、トーク1つでやりきるなんて絶対に無理。僕は秘策を考え「歌を歌おう」そう決めたのだ。

僕は特別歌が上手い訳ではないが、歌うことは好きだった。そしてほとんどの楽曲は5分前後だと思い「トークで5分、歌で5分、イケる」そう考えた。

そして、トークを乗り切り僕は歌った。

曲の1番を歌い終わったところで「はい、ありがとうございまーす」と曲が止まった。(あれ、曲の1番で終わりだなんて聞いてないぞ)

どうやら前半のトークが必死過ぎて、10分の枠を大いに越していたようだ。初めから歌っていれば、トーク時間を少なくできたかもしれないと少し後悔。

とはいえ、炎天下の中来場してくれた方々には本当に感謝です。歌で盛り上げられたわけではないですが、集まってくれた人たちのおかげでコンテストも、出場者も盛り上がれていたと思います。

初代「ひまわり王子」の勲章は誰の手に!?


このコンテストでは、グランプリ(ひまわり王子)、準グランプリ、審査員特別賞の3つ存在する。狙うはもちろんグランプリ。

MC「それでは、まず審査員特別賞の発表です」

MC「審査員特別賞は……エントリナンバー6番〇〇さん! おめでとうございます」

番狂わせが起きた。そう、審査員特別賞を受賞したのは、ひまわり王子有力候補の“王子ルックスさん”だった。僕は期待と興奮で「ワンチャンある」と思った。

MC「続いて、準グランプリの発表です」

MC「準グランプリは……エントリーナンバー3番〇〇さん! おめでとうございます」

最年長ながらにして、安定なトーク力で会場を魅了した人だった。話の流れはもちろんの事、しっかりとしたアピールで郷土愛を感じられたのだからさすが。

残るは3人!

残るは3人、相撲をやっていた人、大学生、僕……ワンチャンあるで! ちなみに僕のエントリーナンバーは“4番”。

MC「それではグランプリ、初代ひまわり王子に選ばれた人を発表します!」
MC「2018年、初代ひまわり王子に選ばれたのは」

心臓の鼓動がいつもの5倍ぐらい早くなっていた。

MC「エントリーナンバー……」

来い、呼ばれろ、呼んでくれー!

MC「『8番!』〇〇さん、おめでとうございます」

・・・・・・

平成最後の夏、初代ひまわり王子を賭けた最初で最後の戦いが惜しくも幕を閉じた。

ひまわり王子に選ばれた大学生は、特技をもっていないと断言し、リフティングを足ではなく“手”でやりますと、斬新なアピールで会場を沸かせていた。会場全体が笑顔になり、見ていた僕も思わず笑った、完敗です。

【初代ひまわり王子&ひまわり王女】

僕は頑張って笑顔を振りまくが、よく見るとやつれ顔になっていた。やはり、ショックは隠せなかったようだ。

2018年、今回が初となった「ひまわり王子&ひまわり王女コンテスト」ですが、来年も開催予定とのことで、リベンジするつもりです。初代は逃しましたが、2019年のひまわり王子に俺はなる!

そう心に誓い、会場をあとにキレイなひまわりに癒されながら、平成最後の夏をかみしめて帰ったとさ。

みなさん、よろしければ来年の座間ひまわり祭にぜひ足を運んでみてはいかがですか。ひまわりはキレイ、座間の人は暖かく、自然に溢れ、水がおいしい。そして、来年のコンテストに僕も参加予定なので、夏の思い出作りなどで座間に立ち寄ってみてね。

ライターはこの人

どすえ
最近「荒野行動」にハマっておりやす!

未だ個人では1位になった事がないけど、チームではなんとか。

これからもっと腕を磨くでー!
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