この間なんとなく頭の中に「前略プロフィール」って文字が浮かんできて。
懐かしいなあと思い、昔の携帯を掘り起こして発掘作業してたんです。
さすがに前略プロフィールはサイト自体閉鎖されてしまって見れなかったんですけど
代わりに高校生の時に作ったモバイルスペースのサイトが出てきてね。
折角なのでお見せしますね。
I am Disposable man,(私は使い捨ての男です。)
Becauce I must say again(だからもう一度言わなければならない。)
G o o d b y e .(さようならと。)
さぶい……さぶいぼ……
ていうかBecauceじゃなくてSoだと思うんだけど、英文的にこれ合ってるの?
でもねこれ、私自身のことを言ってるわけじゃないんですよ。
トップ写真のピエロのおもちゃの気持ちを表現してるわけです。
このピエロはね、私が小さい頃に遊んでたおもちゃでばあちゃんちに眠ってたもので。
でも思い出の品と言っても残してても仕方がないということで捨てようと思ったのです。
でも最後にどうせならと撮った写真なんですね。
そしたら思いの外ノスタルジーに加工できちゃったものだから、テーマにしてみた的な。
……いや、嘘ですね。ちゃんと自分と重ねてますね。重ねて意味深風にしてます。失恋してたんでしょうね。
でも結構、広告を表示させないようにとかガラケーを駆使しながらこだわってた気がします。
ネット社会って便利ですね。
黒歴史そのものまでもがネットに転がってるわけですから。
ええ、ということで今回は『N-qia』というエレクトロニカミュージックのユニットについて紹介していこうと思います。
自分語り多くてごめんなさいね。
目次
『N-qia』というユニット、『Serph』への個人的思い入れ
『N-qia』はSerph(サーフ)やReliq(レリク)名義で音楽活動をしているTakumaと女性ヴォーカリストのNozomiによるユニットです。
2010年に結成されてから今に至るまで、国内での活動だけではなく、イタリア、ドイツ、イギリスなどのネットレーベルからの楽曲を発表、海外アーティストとのコラボ活動も行ってきています。
「エレクトロニカ」。とても心地よい電子音楽です。
すこし話が脱線しますが、私がエレクトロニカというジャンルの音楽を初めて知ったのは高校2年生の時。
きっかけはニコニコ動画。ぽわぽわPっていうボカロPがいたんです。ちょうど私と同い年くらいのね。
彼の『そらのサカナ』という曲を聴いてものすごく感動して。なんだこの音楽はと。なんだこの人はと。
それから電子音楽というものに興味を持って、Serph、Telefon Tel Aviv、Prefuse73、I Am Robot and Proud、world’s end girlfriend、agraph等々聞くようになりました。物凄くエレクトロニカミュージックというものにハマりました。
ちょうどその頃、周りでCapsuleも流行っててね。
聞く音楽の幅が広がるきっかけになったのはぽわぽわPのお陰といっても過言ではなく、私の青春の一部といっては過言ではありません。
まあ彼については色々とお話したいこともあるのでまた別記事で書こうと思います。
話が脱線してしまいましたが、『N-qia』のお話しに戻ります。
高校を卒業して、初めて社会に出て、そしてまともに挫折をして、メンタルがガチ死にしていたときによく聞いていた音楽が「女王蜂」と「The Roosters」、「Serph」。
平日の昼間は「女王蜂」で自棄になりながら、一日を乗り切る。夜は「The Roosters」でまた自棄になりながらクラブに向かう。帰り道、酔っ払いながら「Serph」で静かに狂う。
マジでそんな生活をしていました。自分を見つめてしまったら死んでしまう、廃人一歩手前だと思ってね。
正しい服用方法ではないと思うのですが、それでも救われていたのは事実で、今ではそれも青春の延長線上のもののように思えたりするのですが。
キャンプとかバーベキューとか人が集まったときに掛けるとみんな気に入ってくれる音楽でもあります。
やっぱりSerphにしか出せない独特な音楽、新鮮さを感じることができるからだと思うのです。
あと日本っぽさがないといいますか、エレクトロニカミュージック自体に国境を感じないんですかね。アーティストが作る音楽が本当にどれもオリジナリティに溢れてるからこそなのかもしれません。音の表現の幅も広いしね。
『N-qia』の曲作りはほぼ即興で行われている。
『Serph』ことTakuamaさんには『Reliq』という別名義での活動も行っています。
『Serph』という名義では作ることができなかった音楽を『Reliq』で表現しているとのことです。
新しい試みをSerphで出してしまうと、今までの曲の形とはすこし違ってきてしまう。かといってSerphでの形で新しいのを出し続けるには表現の幅が狭まってしまう。
そういった理由があったのかもしれません。
ファンの立場で考えると出す曲の雰囲気がごっちゃになってしまうよりも、このような別名義という形で出してもらうほうがわかりやすいというか、着いていきやすいというのはありますよね。
さてそろそろ『N-qia』のお話に戻りましょう。
『N-qia』ではSerphとして女性ヴォーカリストのNozomiとユニットを組んでいます。
そもそもの結成のきっかけとなったのがSerphが『vent』リリースしてしばらく経った頃。2010年のことなのでまだ『Reliq』としての名義を出していない頃ですね。
Nozomiさんも『Serph』の曲に衝撃を受けて、MySpace(音楽・エンターテインメントを中心としたSNS)を通じ、オファーを出したそうです。
それから何度かやりとりを行いレコーディングを始め、曲をリリースしたところあっという間に人気に火が付き、国内外問わず評価を受けるように。
曲作りはほぼ即興で行われているという『N-qia』。
曲を聞いてもらわないことにはたらたら書いていても仕方がありませんね。
やはりエレクトロニカには透き通るような声がすごくよく合う。ものすごくぴったりですよね。
相乗効果とはまさにこのことなのだなと。
Serphの曲だけを聞いていたら、どういった感じでボーカルが乗ってくるのかなんて想像できませんよね。でもいざ聞いてみると違和感がまったくない。全く新しい形でできている。
これはNozomiさんがSerphの曲をよく理解しているからであり、尚且彼女の才能の現れでもあるのでしょう。
これが即興というのだから参ってしまいますね。即興だからこそオリジナリティに溢れる、自然な流れが作り上げられていくのかもしれませんが、とは言えど、、ですよね。
日本の音楽はまだまだ奥が深い『Serph』『Nozomi』
知りたいを追求していったら本当にキリがありませんね。
また自分語りになるのですが、いいですか。
わたしの音楽を知りたいと思った欲求の始まりはニコニコ動画。
中二のときですね、友達がすげえの見つけた!って言って見せてきたのが初音ミクのメルト。
まだボカロ=オタクみたいな流れが学校で生まれていなかった時。そういった先入観もないですから、純粋にすげえなってね。
それからボカロを聞くようになって、ぽわぽわPを知って、エレクトロニカを知って、それからトラックメイカーというものを知って、Nujabesを知り、Shing02のラップに感激して、Youtubeを漁ってたら、M4SONICを知り、その影響でAPC40やらMACHINEなどの機材を買うようになって、クラブに行くようになり、そこで出会った人からフォークもいいんだぜって、高田渡とか加川良らへんを知って、他の人からはレゲエを勧められてマーレーズとかRickie-Gを知り、もっと近くの音楽を知りたくてライブハウスに行くようになり、インディーズバンドの未知なる可能性と熱量にハマり、アイドルとかバカにしてたけどちゃんと聞いてみようって最近は日向坂46にガチハマりしてる。
掘っても掘っても、出てくる出てくる。
でこれがまたミーハーなもんだからさ、全部すげえいいなって思っちゃうんですよ。耳が肥えてないっていう証でもあるんですかね。
浅くて広くてなんか申し訳ないなとかどこに謝ってんのかわからないですけど、まあちょっとそんなところを恥じてしまったりもするのですが、でもそんなミーハーである自分自身もおいしく思ったりもするんです。
だってそれだけ楽しめるってことだもんね。
まあわたしたちはプロじゃありませんから肥える必要はないわけです。
もっともっと日本の音楽業界を盛り上げるためにもむしろミーハーなままでいたほうがいいのでしょう。
とは言えどエレクトロミュージックに関しては割とガチで聴き込んでるほうなので『N-qia』に関しては、ミーハー目線というよりもガチ寄り目線でおすすめします。
ぜひ、聴いてみてください。そして気に入ってくれた際にはぜひCDを買ってください!
『N-qia』 FBページ https://www.facebook.com/N-qia-208360642511649/
『Serph』 ホームページ https://serph.jp/
タワーレコード https://tower.jp/artist/2204618/N-qia
※Nozomiさんの紹介ページがあればこっそり教えてください。
〜バックナンバー〜
第一週KUMAGAYA音楽回覧板『Faded old city』の件につきまして
第二週KUMAGAYA音楽回覧板『The Stone That Burns』の件につきまして
第三週KUMAGAYA音楽回覧板『Satanicpornocultshop』の件につきまして
第四週KUMAGAYA音楽回覧板『王舟』の件につきまして