街で見かける変なヤツ、関わりたくはないものですが話を聞く分には面白いものですよね。
今回は、僕が街中(外出先)で遭遇した「変なヤツ」から思い出せた3名を当時を振り返りながら紹介します。
目次
貞子を思わせる長い髪
最終的には、足の踏み場もないほど混む車内ですが、空いている駅から乗っているので、僕は座って通学していることがほとんど。その日は端に座ることができ、ストレスなく移動ができると思っていたのですが……
細長い何かが、頭上から落ちてきて、膝の上へと乗りました。それをきっかけに、ふと顔を上げると目の前には黒髪の長い女性が立っています。年齢は30歳後半といったところでしょうか、長い髪で顔が覆われている姿はホラー映画の貞子を思い出してしまいました。
貞子(仮)はその長い髪を手でずっと撫でているんです。そう、先ほど落ちてきたのは貞子(仮)の髪の毛。気持ち悪かったのと、やめて欲しいという意思表示で大げさに膝の上の髪の毛をはらったのですが、一向にやめてくれません。
それは、目的地に到着する少し前の駅まで続きました、ギュウギュウの車内なので移動もできなかった僕は、朝にも関わらず恐怖したのを覚えています。
一心不乱にパートナーのお尻を……
ひと通り必要なものをカゴに入れて、長い列ができたレジに並んでいるときのことでした。並んでいる間が暇なので、あたりを見回すと、いつもより少し早めの時間だったこともあって、主婦がほとんど。
その中で、比較的若めな男女が同じようにレジを待っていることに気がつきました。カップルなので不思議ではないですが、すごく近い距離で並ぶ2人。
男性の右ひじが上下しているのが不思議でその先に目を追うと、人差し指で女性のお尻を一定感覚でなぞっているではありませんか。
時折、女性がやめてと言わんばかりに彼の手を払うのですが、負けじとすぐさま繰り返す彼。
人前でという特殊な性癖をお持ちなのかもしれませんが、側から見ている僕からしたらとても滑稽で笑えました。
シロクマ押しの彼氏
屋台が出るということだったので、かなり楽しみにしていたのですが、3品ほど購入して味がイマイチでがっかりの中、夜の動物園を散策しているときでした。
かなり広い園内なので、地図は持っていたもの適当に歩いて目についた動物を観察していました。普段はなかなか見ることができない、夜のライオンやキリンに子供のころとは違った感動を覚えます。
そろそろ帰ろうかとしていたとき、目の前にシロクマが見えました。残念ながら、夏の暑さにやられたのか隅の方でそっぽを向いていたシロクマ。
しばらく待っていたのですが、お疲れで振り向いてくれる様子もないので、再び歩き始めたのですが、数十メートル歩いて聞こえてきた会話に耳を傾けてしまいました。
話しているのは、大学生っぽいカップル。男性が少しイキリ気味にこう話しています。
「俺はさぁ、シロクマがみてぇんだよ!」
正確には何があったのかわかりませんが、フラフラっと他へ歩き出した女性にどうしてもシロクマが見たかった彼氏が、驚くほど強めにシロクマを見たい気持ちを主張しているようでした。
そこまで、変なヤツという訳ではないのですが、それなりの年齢になった男がシロクマを見るために声を荒げている様が後からジワったので、大トリの3人目を飾っていただきました。
おわりに
いかがでしたか?
みなさんも今までに変なヤツに出会ったことがあるはず、トラブルに巻き込まれないように基本は避けて歩くのが良いと思いますが、話のネタにもなるし、覚えておくと良いこともありますよ。
自分が変なヤツにならないようには気をつけたいものですね。