害虫と聞いて思い浮かべるのは、ゴキブリやムカデとかですよね。みなさんは、そういった害虫が好きですか? 僕は嫌いです。
「昆虫が好き」っていうのであれば理解できますが、ゴキブリが好きって人がいるのであれば、物好きとしか言えない気がします。
アース製薬さんから「きらいになれない害虫図鑑」が出版されるのですが、もしかしたらその図鑑を見る事で偏見がなくなるかもしれません。
なぜなら、研究のために害虫を育ていたアース製薬さんだからこそ、害虫の性格が分かり、彼らの意外な部分が観察で分かっているので、それらをまとめた図鑑は、僕たちに違う感情を湧きあがらせる可能性があるのです。
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アース製薬の研究員は虫が苦手だった
虫ケア商品で知られているアース製薬さんですが、「きらいになれない害虫図鑑」の著者であるアース製薬生物研究課の課長 有吉さんは、実はゴキブリに限らず虫が苦手だったようです。
製品開発の研究のために害虫を飼育し、観察するようになったのですが、生態を知るうちに恐怖心や偏見はなくなっていったみたいです。虫が苦手なのになぜ研究課に入ったのかは疑問に残りますが、その勇士は素晴らしいと思います。
観察していて気付いた事は、ゴキブリは人を襲ってこないし、ハエも蚊も病原菌を持たなければ、恐れなくても大丈夫ということ。
今回の害虫図鑑は、飼って分った害虫たちの意外な素顔を面白かわいいイラストとともに紹介しているので、キャラクターのように可愛らしく見えてくるかもしれませんよ。
また、生物飼育に奮闘する様子も掲載されているようなので、僕たちが知りえない害虫のすごいところが覗けるのではないでしょうか。
なぜ人間はゴキブリを嫌いと感じるのか
何よりも「見た目が気持ち悪い」事が嫌いな理由の大半を占めているからでしょう。それに加えて、やたら早い動きをするから気持ち悪さが増すのではないでしょうか。
調べていて、面白い情報があったのですが、ゴキブリの生命力のすごさはみなさんもご存じですよね。恐竜の生きていた時代から存在しているゴキブリは、氷河期も乗り越えたほどのつわもの。
そんなゴキブリですが、昔は1m近くの大きさだったようで、捕食対象に「人間」が含まれていたとか。そう考えると、人間は本能的に敵対心を持っていて、拒絶反応を起こしていいたのかもしれません。
東北のゴキブリの類(たぐい)は“脚力”がヤバい
僕の両親の故郷が東北なのですが、幼いころ夏になると、学校が長期の休みになるため、良く遊びに行っていました。
東北地方にはゴキブリがいないことは後から知った話なのですが、幼い頃そんなことは知らず、ゴキブリが出たーと騒いでいたことがあります。
僕がゴキブリだと思っていた彼は“バッタ”のような容姿で、特別足が速い訳ではなかったのです。しかし、バッタのような容姿の彼は、その脚力を生かし僕に襲い掛かってきました。
彼の名前は通称ウサンコ。おじいちゃん、おばあちゃんがそう呼んでいたため僕もそう呼んでいましたが、正式な名前は今だ分かりません。ただ、脚力はバッタの数十倍で、飛んだ次の瞬間にはどこにいったのか目で追えない程です。
みなさんも東北で「ウサンコ」を見かけたら気をつけてください。彼らはジャンプをするので……非常に恐怖を感じるので、見かけたらその場から離れましょう。
「きらいになれない害虫図鑑」は7月26日販売で、価格は1,296円(税込)。書店、amazon、楽天ブックスなどでお買い求めできるので、怖いもの見たさで買うのも良いかもしれませんよ。