退職時って何かとトラブルが起こりやすいですが、どうすれば円満に退職できるのかは、ケースバイケースで正解がないのも事実。
エンジャパンが、20代から40代女性に退職をテーマにしたアンケートを取集したようなので、今退職したい方も、これからするかもしれない方も貴重な実情報を取り入れておきましょう。
目次
トラブルや苦労はありましたか?
なんと、81%の方が「ある」と回答しました。
さらに退職までに苦労やトラブルがあった方に具体的な内容については
第1位は「会社・上司からの引きとめ」(36%)
第2位は「退職時期のすり合わせ」(27%)
第3位は同率で「担当業務の引継ぎ」「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」(24%)
いずれの回答者からも「退職までに想像以上に時間がかかった」という声が多く寄せられたとの話。
実際にあったトラブルどんなこと?
先ほどの結果から、実際に起こったトラブルについて、具体的に何があったのかを回答者から集めた事由別のコメントです。
「会社・上司からの引きとめ」の場合
退職の意思を伝えても、人手不足を理由に引きとめられたり、話題を変えられて次年度も働くように強要された。強固な意思を持って退職の意思表示はしなければならない。(23歳)
「退職時期のすり合わせ」の場合
すぐ辞めたいところを繁忙期が終わるまでは働こうと譲歩したつもりだったが、入る予定もない次の新入社員を待って育ててからにしてほしいと言われ、説得に苦労した。(27歳)
「担当業務の引継ぎ」の場合
リーダーを任されていた業務について、全員経験が浅く引き継げる人がいなくてかなり悩んだ。(31歳)
「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」の場合
私の代わりに入社した方が1ヶ月で辞め、次に採用した方の覚えが悪かった。そのため、引継ぎに時間がかかり、空気的にも有給休暇がとりづらく辛かった。(26歳)
退職時に次の新しい生活への不安などでもストレスが溜まるのに、こんなトラブルに見舞われたら、何もかも嫌になってしまいます。
では、どのようにすれば回避できるのか、経験者の意見を聞いてみましょう。
避けるために必要なこと
転職経験有無に関わらず、全回答者に退職する上で1番大切なことはなんですか?
と、質問すると「早めに退職の意向を伝えること」との回答者が多かったようです。退職を告げられた上司も、急に言われてからの対処の場合よりも、心に余裕ができますし、処理までのスケジュールも立てやすくなりますよね。
他にも「段取りをよく考えた行動をする」や「退職のタイミングを見計らう」等の回答があったようですが、いずれにせよ会社側でのスケジュールが立てやすいようにすることが、円満退職に必要な行動のようですね。
退職に到るまでに、会社に対する不満もあるとは思いますが、退職をトラブルなく終えるためには、はやる気持ちを抑えて、グッと気持ちを押し込んで、会社の都合も考え行動するしかないようです。