
なんで仕事のスタイルって、1つしかないような認識が広まっているのでしょうね。
TPOにさえ気を使っていれば、仕事を取り組むときに音楽を聴きながらだって、お菓子を食べながらだって良いと思えるのは僕だけでしょうか?
目次
現代社会のビジネススタイル
ベンチャー企業が中心ですが、働き方の見直しを始める企業が増えている昨今では、労働時間を自由に決められるフレックス制度の導入や場所を選ばないリモートワーク制度を採用するなど、人それぞれの働き方が見つめ直されていますよね。
「うちの会社にはそんな制度が導入されるわけない」
そうなんですよ。
あくまで自由な働き方を設定できるのは、これからルールを決めて行けるような新規企業が大半。
歴史の長い企業であればあるほど、これまでを今までのルールで働いた人が多いから、新しい風潮を受け入れない人が出てきてしまうんですよね。
「俺は、私は、こうしてきたのだから……」
年齢も生きてきた時代も様々な人が集合して、会社という組織が構成されている以上そうした意見が出てくるのも仕方がないのです。
音楽を聴きながらの仕事はアリ?
話が随分と逸れてしまいましたが、本題は音楽を聴きながらの仕事について。
オフィスワークを中心に考えると音楽を聴きながら仕事をするというのは、今の尺度で考えると稀なケースですが、接客業で考えればむしろ音楽を聴きながらの仕事は当たり前です。
本質的には店舗の雰囲気や来客に向けて店内BGMというカタチで流しているので、スタッフが聞くためではないですが、音楽が流れていることで仕事の効率が落ちていては販売業自体成り立ちませんよね。
ということはですよ。
音楽を聴きながらの仕事ということで考えれば、仕事効率の面でデメリットはないわけじゃないですか。
反対にメリットは大きく、モチベーションや集中力の向上で効率はもちろん、精神面でも自分が好きな音楽を聞くことで安定させることができるというわけです。
なんで音楽を聴きながら仕事がダメなのか分からないくらいメリットだらけですよね。
強いて言えば、イヤホンを着けながらオフィスワークだと話しかけられたときに気づきにくいとかもありますが、音量に気を使えばいいだけですし、それこそ常識の範疇を各々が守ればいいこと。
どんなルールを設けても、守れない人間は少なからずいるのだから導入しない理由にはならないですよね。
個人の精神面とチームの効率
仕事していれば、精神を擦り減らすような場面なんて山のようにあります。
「仕事だから真面目にやれ」なんて投げ捨てられても、落ちてしまった気持ちを持ちあげるのは相当困難な話。
週明けの月曜日でやる気が出ない、折り返しの水曜日にやってしまった小さなミス、金曜日だというのにまだ仕事が山積み。
こんな1つひとつを上司とかメンバーだけでフォローできますか?
絶対無理ですよね。
好きな音楽を聴きながらの仕事で、精神面をセルフケアできるなら本人だけじゃなくチーム全体で仕事がしやすくなるんじゃないでしょうか。
最大限のパフォーマンスが出せるようにしておけというのであれば、音楽を聴きながらの仕事くらいOKにすべきと思います。
メリットだらけなんだから導入して
先に歴史の長い企業ほど、新しいシステムを導入しずらいと説明しましたが、「音楽を聴きながらの仕事」を導入するのであれば、会社に来ないリモートワークとか、人それぞれの時間で働くフレックスよりも摩擦が少なく実用化できる気がします。
賃金面を上げる以外に経営者ができるのは、労働環境を向上させることしかありません。
休憩時間に社員同士が「最近この曲聴きながらだと、仕事が捗るんだよね」なんて会話が聞こえてくる方が、仕事に前向きな社員が多いなって思えますね。
多種多様な考えが集まるからこそ、会社は他にはない商品やサービスを提供できるのだから、それを生み出している社員の声にも耳を傾けて、働き方を考えて欲しいものです。
「音楽を聴きながらの仕事」は作業をより効率よく進めるために大きな影響があり、個人だけでなくチーム全体にもメリットがある。
費用対効果を考えれば、導入する企業がこれからもっと増えてもいいと思うんですけどね。