
「歴史的大発見!」などと耳にすることがありますが、そういった類にみなさんは興味をお持ちですか?
歴史的建造物や未確認生命体など、まだ見ぬ人類にとっての発見というのは、何か関心深いものがあるのではないでしょうか。
今回は、ロシアで“世界初”となる大発見があったとのことで、ぜひみなさんにも共有したいと思ってのことです。
なにやら氷河期に生息していた動物から何かを発見したようですよ。それでは、早速世界初となる大発見を見ていきましょう。
目次
驚愕事実!仔ウマを解剖した結果……
昨年8月、本企画展とロシア北東連邦大学北方応用生態研究所が合同で編成した調査隊が、サハ共和国ベルホヤンスク地区バタガイカ・クレーターの永久凍土より冷凍状態で発見された「仔ウマ」の現地調査を行ったようです。
その後の調査・解剖の結果では、この「仔ウマ」は約42,000年前の個体と判明し、世界唯一の古代ウマの「完全な遺体」であることがわかったのです。
さらに、ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所での解剖の結果、古生物学史上初となる「液体の血液と尿」の採取に成功したと言います。
42,000年前の個体が発見されただけでもすごい発見なのに、腐敗しやすい内臓が良い状態で発見されるというのは、一般人の僕からしても驚愕ですよ。
例外的な保存状態にびっくり!?
ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所マンモスミュージアムのグレゴリエフ館長(生物学準博士)によると……
「解剖すると、内臓が全て良い状態で残っていました。心臓の血管から液体の血液のサンプルを採取しました。42,000年もの間、凍結した状態だったことと、埋まっていた環境が特に好条件だったおかげで、このような状態が保たれていました。筋肉組織は生きていた時の元々の赤味を帯びた色でした。これまで世界で発見されてきた氷河期の動物の中でも、最高の保存状態であると言えます。」
保存状態は、明らかな外部損傷がなく、極めて例外的であると話していた様なのです。
発見されても、一部損傷していたり、体が変形したりと、状態が良い個体自体稀だとのことで、今回の仔ウマに関してはよっぽどの好条件だったと言えるようです。
今回の仔ウマの完全標本が見たいなら「マンモス展」へGO!
今回、世界的な新発見となった「仔ウマ」完全体冷凍標本が、企画展「マンモス展」で世界で初公開・初展示されることが決定しました。
興味のある方は足を運んでみてはいかがですか。地球の歴史を感じられる一つの機会だと思うので、開催期間に一度行ってみてください。
企画展「マンモス展」
・会 期
2019年6月7日(金)~11月4日(月・休)
・開館時間
10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
・会 場
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン(東京・お台場)
(所在地:〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6)
・休 館日
火曜日(ただし、7/23、30、8/6、13、20、27、10/22は開館)
・主 催
日本科学未来館/フジテレビジョン/読売新聞社
・協 力
ロシア連邦サハ共和国、サハ共和国科学アカデミー、
ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所、
近畿大学生物理工学部、近畿大学先端技術総合研究所、
野尻湖ナウマンゾウ博物館
・オフィシャルサイト
https://www.mammothten.jp/
・一般お問い合わせ
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)全日/8:00~22:00
・入場料
大人(19歳以上):1,800円 (1,600円)
中人(小学生~18歳):1,400円 (1,300円)
小人(4歳~小学生未満):900円 (800円)
※( ) 内の料金は前売り、8名以上の団体料金
※常設展もご覧いただけます
※ドームシアターは別料金(要予約)
※3歳以下は無料、障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
※会場の混雑状況により入場整理券の配布、または入場を規制する場合がございます