
デンマーク発・コンフォートシューズ&レザーグッズブランド「ECCO」は、2019年2月20日(水)11:00より東京・伊勢丹 新宿店 メンズ館 地下一階 紳士靴売場にて、「QUANT-U(クアントゥー)カスタマイゼーション・プロジェクト」の日本初・期間限定展開を開始しました。
タイトルにもある通りですが、なんとここのお店では3Dプリンターでカスタマイズシューズを作ることができちゃうそうなんです。
すごくないですか?3Dプリンターっていつの間にそんな日常生活に実用的なレベルにまで達していたのですか。フィギュアとか医療とかっていうのは聞いていましたが、まさか日常的に使う、しかも身につけているもので一番負担がかかる靴が作れちゃう。
いやはや、驚き桃の木山椒の木でございますな。
早速詳しい内容についてご紹介していきましょう。
目次
3Dプリンターを用いたカスタマイズシューズを制作「QUANT-U」
『QUANT-U』とは、店内3Dプリンターを利用した世界初のカスタマイズシューズのプロジェクト(開発:イノベーション・ラボ・ECCO(ILE))。
生体力学や解剖学を用いて設計された3D足型測定器とAIを搭載したセンサーが、静止時のみならず歩行時の足の特徴までもくまなくデータ化。そのデータをシリコーン素材のミッドソールにすべて反映し、カスタマイズされた状態で店内3Dプリンターが出力します。計測からミッドソール完成までの所要時間が約60分という短さも革新的。このミッドソールと13のカラーが選べるプレミアムレザーアッパーを組み合わせることで、世界にひとつのカスタマイズシューズが店頭で完成します。
カスタマイズされたミッドソール制作のための<3D足型計測>、計測結果をもとにその人のためにデザインされる<シリコーン製ミッドソール制作>、カスタマイズされたミッドソールを装着する<専用のシューズ>3つセットで合計76,000円(税抜)で販売。
自分の足型を測定して、それに合うようなソールを作る。
よく靴屋さんでも足型計測を行なっていますよね。足のサイズから体重のかかるバランスまで、細かなデータが計測されます。そしてどんなソール、補助用品を使用したらいいのかが出てくる。
それの完全上位互換といった感じですね。だって一から自分の靴に合うソールを作っちゃうんだもの。
はき心地が気になりますね。試してみたいマンです。
カスタムシューズができるまで
詳しいカスタムシューズを作るまでの過程をご紹介します。
■『QUANT-U』カスタマイズミッドソールが完成するまでの3つのステップ
1)個々の足の動きや形状をリアルタイム分析・計測
3D足型計測器でお客様の足を隅々まで立体的にスキャンし、着用可能なセンサーとAIが着用者が実際に靴を履いた時の正確な動きを再現し解剖学的スキャンとセンサー・データのコンビネーションでデジタル足型を製作します。センサーは、靴内の温度、湿度をはじめ膨大なデータを計測、圧力センサー、加速度計を用いて各個人の歩行の特徴をデータ化します。
2)データドリブンなミッドソールのためのデザインを開発
計測したバイオメカニカル・データは、カスタマイズされたミッドソールを製造する際に用いられます。
ミッドソールはシューズの機能における心臓部であり、歩行時の靴の機能と履き心地の70%はミッドソールに依拠するといわれています。シリコン製のミッドソールは計測した様々なデータを解析した後、着用者に最もフィットしたものが設計されます。
3)店内3Dプリンターでカスタマイズされたシリコン素材のミッドソールを出力
個人が所有する膨大な足のデータによりデザインされた3Dカスタマイズミッドソールが店内の3Dプリンターで製造され、約1時間で形成されます。13色のアッパーからお好きなカラーをお選びいただきます。
13色のシューズアッパーには、世界中のブランドにレザーを共有するレザーメーカーの顔も持つECCOレザーのなめらかでありながら、ややドライな感触が特徴の「CELESTE」と、フォーマルシューズに用いられるクラシックな風合いの「OXFORD」の2種類を採用。同じレザースニーカーでありながらも、カラーリングとその質感でそれぞれのスタイルを楽しむことができます。
自分の足型に合うソールに、デザインの種類が豊富なアッパー。オリジナルレザースニーカーを作ることができる。しかもたった1時間で。
オリジナルシューズがたった1時間ですよ。めちゃくちゃ早いですよね。
なんというか新時代って感じですね。そのうち3Dプリンターで作る洋服なんてものも出てきそうですね。
「QUANT-U」の詳しい情報について
最後に今回ご紹介したサービスの詳しい情報について記載します。
東京・伊勢丹 新宿店
メンズ館 地下一階 紳士靴売場
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−1
営業時間:午前10時30分〜午後8時
「QUANT-U」特設サイト: https://quant-u.jp
江戸時代が続いた300年と江戸時代が終わってからの300年とでは全然時代の進み方が違いますよね。
少し話が飛躍しますが、空飛ぶ車が出てくるのも案外近いのかもしれませんねえ。