
人生の分岐点である就職活動。あなたは今選んだ企業で正解でしたか?
2017年卒学生で現在は社会人1年目となった彼らの勤務先企業への満足度や転職意向などを尋ねました。
彼らは一体今どう考えているのでしょうか。株式会社ディスコが調査したデータをもとに聞いてみましょう。
目次
就職先に満足しているか
現在の勤務先企業への満⾜度の平均は69.2%で概ねの方は満足しているようですが、在学時に入社決めた時の満⾜度78.0%に比べて8.8ポイント減と言う結果に。
入社後に感じたギャップについての質問をしたところ、回答の約6割が「とてもギャップがあった」「ややギャップがあった」と回答したことにも起因していると考えられますね。
ただし、ギャップと言っても全てがネガティブな回答であった訳ではなく、「意外と自分の関わりたかった仕事を⼀年目からやらせてもらえている」との回答もあったようで、その結果が若干の満足度低下に留まった理由ではないでしょうか。
転職意向について
転職は以前に比べ後ろめたいイメージは減ったものの、やはりするとなると意を決しなければなりません。
入社1年目での転職意思は「転職は考えていない」は約6割(56.9%)にとどまり、「転職活動中」「転職活動はしていないが検討中」が計4割に上りました。
満足度とは別にもっと良い企業があるのではないか、と言う考えは4割の方が思っていると言うことですね。
もう一度学生として就職活動するなら
こちらの質問に対しては、「現在の勤務先企業に入社したい」は約4割にとどまり、残り6割近くは他社への入社を希望となりました。
「他社に勤めている友人の話を聞くと、もう少しいろいろな会社を⾒ておけばよかったと思う」、「社会のことが分かってきて他にも選択肢があったなと思うから」などの回答があったことから、社会人を経験したからこそ見えてきた視点があるようです。
これからの人生に向けて転職をすることも選択の一つです。しかし、せっかく苦労して入社した先で何も身につけずに移動してしまっては、これまでの時間を無駄にしたことになってしまいます。
社会人になると時間が少なくなって、勢いだけで転職をしてしまう人がいますが、それこそ慎重に考えてしなければまた後悔します。
転職は悪いことではないので、その点を踏まえて将来のイメージを固めてから行うようにしましょう。