
人は常に何かの「欲」に駆られて生きている生き物です。そして、人の「欲」には底がありません。
僕たちは、その「欲」とうまく付き合って行かなければ、何かを失うリスクがあると言えます。
正直、感情的な部分が強く出てくることなので、理性を保って対処できるかどうかは定かではないと思います。
しかし、欲に勝つためには自分の意志を何よりも強く持たなければなりません。
今回は、そんな「欲」に打ち勝つための方法について考えてみたいと思います。
目次
「欲」の種類は数知れず
三大欲求をご存じでしょうか。食欲・性欲・睡眠欲の3つが人間の三大欲求となりますが、実のところ、欲求を細分化するとその種類は数え切れないほど多いです。
それもそのはず、人間が何かを求めた時点でそれは「欲」と直結しているからです。
トイレに行きたい、髪の毛を切りたい、コンビニへ行きたい、お風呂に入りたい、靴を履きたいなど、求めるものすべてが「欲」なのです。
お気づきだろうか……あなたがこの記事を読んでいる事も「欲」が出ているから記事を読んでいるということですよ。
欲の根源とは
なぜ僕たち人間は、何かを求め続けるのでしょうか。みなさんは考えた事がありますか?
現状に満足できないから、理想があるからなど、その理由はさまざまですが、人間は潜在的に渇愛(かつあい)という根源的な要求があるからだと言われています。
のどが渇いた人が、激しく水を求めるといった自然な流れが僕たちの「欲」に繋がると言います。
お金が無ければ大金を求める、それはお腹が減っては食を求めるように、自然のサイクルのごとく「欲」が付きまとっているということ。
人間として「欲」が出ることは当たり前で、欲求は尽きることの無い存在なのです。だからこそ、「欲」を制御しなくてはいけないということです。
制御しなければ、止まることのない暴走列車となり、あなたを危険に追いあう可能性があります。
「5秒の法則」が役立つ
「欲」の種類によって対処方法は異なると思いますが、大まか役立つのが「5秒の法則」だと思います。
人間は、何かを理解しようとした時に5秒は最低かかると言われています。
というのも、5秒が過ぎた後というのは、感情や想像が湧き立ち、行動することへのリスク、言い訳を考え、自分の楽な方へと志向が働き始めます。(あくまで、嫌なことへの恐れがある状況下)
ここで大事となるのは、理解をする前に行動するという事です。
5秒数えて行動するべし
「5秒の法則」がどのように役立つのか説明すると、僕は毎日筋トレをしているのですが、自分で組んだメニューとは言え、割とハードで面倒くさいです。
筋トレを始めれば、30分は時間を要します。面倒くさいメニューをこなさす気持ちと、苦労をしないでビールを飲みたい欲との葛藤が日々の日課です。
そこで、欲に打ち勝つために「5秒の法則」が出てくるというわけです。
仕事から家に帰るなり、頭に「筋トレ」という言葉が出てきた時点で、即筋トレを実施し、汗水たらしながら割とハードなメニューをこなす。そしておいしいビールを飲みます。
お分かりいただけましたか? 要するに、欲に駆られそうな時は、求めるものから避ける行動を5秒以内にするということです。
みなさんも、「欲」に困った時には一度試してみてはいかがでしょう。もしかしたら役立つかもしれませんよ。