
どの時代にも「ヤンキー」を題材にした作品が数多くありますよね。そんな作品を見ているうちに僕は気づいたのです。
違和感というか、彼らのすごさというか、たぶんそれは偶然という「奇跡」なのかもしれません。
熱い友情でつながっているからからこそ起こりうる事なのかも。
ということで、今回は「ヤンキー」関連作品の”あるある”的なことに突っ込んでいきます。
目次
戦う大舞台はだいたいそこだよね
主人公は地元の商店街を1人で歩いていた。すると、目の前に敵対しているグループが現れる。
敵役「今頃、おまえの仲間は血祭になっているかもな! はっはっは(グループ全体で笑いあっている) 返してほしければ、一人で〇〇に来い」
主役「クソ、あのヤロー! 待ってろー!」
敵拠点へ到着。
主役「おい! 出てこい! 仲間を返してもらうぞ!!」
はい、STOPです。
みなさんの想像ではどんな場所にたどり着きましたか?
「廃墟となった倉庫」みたいなところが浮かんできませんでしか?
最終局面の戦いや、敵対している相手の基地などはだいたい「倉庫」的なところが多いです。
絶対、どこかに“〇〇野郎”
ヤンキーキャラでは、個性あふれる人物が多いですよね。髪型で言えば「スキンヘッド、ドレッド、ツイスト、モヒカン」。服装では「アロハシャツ、短ラン、腰にチェーン、良くわからないファー」など。
そんな中、僕は気づきました。可もなく不可もなく、とても安定したポジションを隔離している存在を。
どこかに大体いる存在、それは……
「カチューシャ野郎」です。
グループのポジションでは、「おちゃらけキャラ、グループ内のNo’5~No’10、ケンカは弱い」といったとこ。
そこで僕はこう思ったのです、“カチューシャ野郎は世渡り上手で入団”したのではないかと。
実は仲が良いのでは
いつもの集いの場で、雑談などをしながら何気なく過ごしている主要グループメンバー。そこに主役のガラケーに着信が入り、まさに電話の着信音といったメロディーがあたりに鳴り響く。
主役はなれた手つきでケータイを開き、画面を見ずに電話にでた。「…はい」
(大体のヤンキー作品では、着信番号を確認しないで電話にでてる気がします)
電話の相手は、敵のリーダー。低く骨太な声でこう話してくるのです。
「おまえの女は預かった、〇〇の倉庫に来い」
みなさん、お気づきだろうか。
なぜか、敵が相手の電話番号を知っているということに。
物語の中では電話番号の交換や、連絡先を知っている奴から聞き出すということをしてい無いのにも関わらず、自身のケータイでのやり取りをしているのです。
“ケンカするほど仲が良い”ということで、昔に連絡先を交換していたのかな?
タイミングが絶妙すぎやろ
物語は、クライマックスへ。敵グループの拠点となる倉庫に一人で乗り込む主要グループのNo’2。
敵グループが何十人といる中、叫びながらその中へと突っ込んでいくが、やはり一人では太刀打ちできず捕まってしまった。
捕らわれたNo’2は、鋭い目つきで敵のリーダーをにらみつける。ゆっくりとNo’2へと近づく敵のリーダー、その右手にはヤンキー定番の”鉄バット”、恐怖感をあおるかのように音を立てながら鉄バットを引きづり近づいてくる。
No’2の前に立ち、低く落ち着いた声で敵のリーダーはこう言った。「終わりだ」
大きく振りかぶった鉄バットは凄まじい速さで、No’2の頭へと向かっていく。
30cm…… 20cm…… 10cm…… 1…c…m…
「待てー!」
振りかざされた鉄バットは、No’2の頭ギリギリで止まり、そこに居た全員が、一斉に声のする倉庫の入り口へと目を向けた。
目を向けた先には、鬼の形相で敵グループをにらみつけている主役が息を切らしながら立っていた。
(あー良かった、これで仲間が助かった)
そういうことじゃありませーん!
なぜかギリギリで鉄バットを止められる驚異的な身体能力の敵リーダーと、仲間のピンチになぜか駆け付けられる危険察知能力を持っている主役。
もはやヤンキーではなく超人と言えるのでは!?
結論
ヤンキー作品では、超能力者の集まりではないかと思ってしまうほど、すごい展開が繰り広げられているのです。
他にもいろいろと言いたい事がありますが、キリがないので今回はこの辺で。ただ、基本的には学生離れした身体能力、ヴィジュアルなのは間違いないと思いますね。
今後、皆さんがヤンキーを題材にした”漫画、ドラマ、映画”を見る機会があれば、今回の内容を気にしながら作品を見るのも楽しいかもしれませんよ。