
2018年8月26日(日)、人生で初めて海で船釣りをする事ができ、良くも悪くも経験として色々と学ぶことが出来た1日でした。
以前、回転寿司屋で働いていた僕は魚をさばく事が一応できるので、釣れた魚を持ち帰り、美味しく頂こうと思っていました。それこそ、大量に釣れたら友達に分けようとも考えていました。
朝は早かったものの、期待と興奮で眠気も吹き飛び、ワクワクしながら集合場所へと向かう僕だったのです。
初めての経験とはいえ、まさかあんな事になるとは……
目次
朝は4:30起き!
釣りの朝は早いと、なんとなく知っていましたが本当に早かった。前日に、前職の職場仲間の送迎会で深夜3時過ぎまで飲んでいた為、一睡もせずに釣り当日を迎えたわけです。そもそもこれが悲劇の予兆だったのかもしれない。
集合場所へは車で向い、約1時間で到着。僕は運転手ではなかったが、車内で寝る事はしませんでした。運転をしてくれていた知り合いと会話が弾んでいたからね。(少しでも寝て、体を休めた方がいいと思うよ by未来の僕)
集合場所へ到着するやいなや、車が砂浜にハマり全く抜け出せない状態に。そもそも駐車場の案内をしている人の言葉が少なすぎるとみんなで笑いながらも話ていた。
砂浜から抜け出すのに30分以上はかかった。地元のおじちゃんがスコップ片手に「抜け出せなくなったんか~」と手伝ってくれ、なんとか脱出。ありがとうあの時のおじちゃん。
乗船準備を済ませ、いざ船へ
今回お世話になる船はこちら。
貸し切りでの乗船、今回の釣り仲間は僕を含め8人。テレビとかでも見た事のある船内に僕は感動し、思わず船上を駆け回った。
感動と興奮で僕のボルテージは最高潮に。「よっしゃー釣るぞー!」と気合いの入った声で叫び、船は出航しました。(まだこの時はみんな元気だったな by未来の僕)
6:30出航。朝の船上の風は最高だった。
海の男になれた気がした。(とんだ勘違い野郎だった by未来の僕)
どうやら、魚が集まるポイントに着いたようだ。僕は釣りをするのが初めてで、教わりながらも不慣れな手つきで釣りの準備を始めた。
エサを付けて、いざ釣りへ
どうやら、このエビを針につけて魚をつるとのこと。
そして、さらに小さいエビを海にばらまき、魚たちをおびき寄せるという戦法のようだ。
よーし、釣り開始……ん? なにかがおかしい。体の異変に気付いたのは、出航して30分満たない頃だった。
「まてよ、船酔いか?」と、睡眠不足で少し体調がすぐれないこともあり、船酔いとは別の現象かと、この時は思っていた。
それもそのはず、僕は車やバスなど、乗り物で酔うという経験を全くしない体質だったため、船酔いをするということを考えていなかったからだ。
連鎖反応で半分以上が〇〇
体調が悪化し始めて5分後の出来事だった……
「5/8」この数字の意味が分かるだろうか。乗客人数は8人、では「5」という数字は一体何を表しているのか。
そう、船酔いでダウンした人数である。すなわち乗船した8人の内、僕を含めた5人が船酔いでダウンしたということ。
一番初めに僕が完全アウトとなり、その後に続き2人、3人、4人、5人と倒れていったのです。
悪夢は終わらなかった
船酔いも休めば直ぐに良くなると思っていた。しかし、そう甘くは無かった。
1時間後……「おっなんだ、体調良くなったな」と思い、ふと釣り竿を手にする。ん!? やつが襲ってきた「船酔い」だ。いてもたってもいれず、また椅子へと倒れこんだ。
2時間後……「おっ今度こそ行けそうだな」と、立ち上がった瞬間にまたしても酔いが。
その後もこの繰り返しで、3時間、4時間と続き、気づけば「じゃー戻ろうか!」という声が聞こえた。
そう、僕の船釣りはただ船酔いと戯れていただけで終わったのです。幸いなことに、口から汚物が出る事なく、陸へと帰れましたが、何をしに来たのやら。
(言わんこっちゃない、だから少しでも休んどけば良かったのに by未来の僕)
これから初船釣りする方へ
正直、今回の失態は僕の知識不足と準備の甘さが原因でしたね。一応、魚は釣れましたよ。熟練の生き残った3人が楽しそうに釣っている声は悪夢の中でも聞こえていました。
※空き缶は釣っておりません
あじ、サバ、ワカシ、ホウボウ、ワニコチなどが釣れていたようです。残念極まりない。大好きな魚ばっかりで、新鮮な魚を家で食べたかったです。
僕の収穫と言えば「船酔いの怖さ」と「日焼け」だけです。
もしこれから船に乗る予定がある人は、酔い止めを持って行く事と、十分な睡眠をとってください。さもないと、船の上で寝たきりになる可能性がありますよ。
ということで、初めての船釣りは悲惨な結果となりました。実にもったいない経験だったと言えるでしょう。最後に僕の残せた「日焼けアート」でお別れです。
それでは良い船釣りライフを。