生きた化石と言われる“シーラカンス”、みなさんは実際に見たことがありますか?

というのも、どうやらサンシャイン水族館でシーランカンスよりも進化速度が遅いと言われる魚が公開されるとのこと。

その魚とうのが“サメ”の仲間のようで、何かの動物に似ていることからその名前がつけられたとか。

シーラカンスより進化速度が遅い……姿形が長年変わらないサメ?

詳しい内容を見ていきましょう。

ゾウに似ているから「ゾウキンザメ」

今回ご紹介する魚「ゾウキンザメ」は、口あたりの突出している部分が、ゾウの長い鼻のようにみえることから名づけられたと言います。

顔はゾウ似ではないけど、突出部分が長いと魚でなくてもゾウに似ているように見えてしまうものですよね。

このゾウキンザメですが、ロレンチーニ器官といわれる電気受容体が発達していて、海底にいる餌となる生物を探すのに適しているようです。

そして、大きな胸ビレを上下に動かし、羽ばたくように水中を遊泳するとのことで、ゾウ似なこともあり、僕的には海の“ダンボ”と言えるのではないかと。

ゾウキンザメは人間の治療に役立つ!?

このゾウキンザメとは、まだまだ謎の多い生物なのですが、何かとすごい体質をしているみたいです。

2014年、ワシントン大学医学部の研究において、ゾウギンザメのDNAを解析し他の脊椎動物ゲノムとの比較を行ったようなのですが、研究の結果はゾウギンザメのゲノムの進化速度が既知の脊椎動物の中でも極めて遅いことが判明。

これは4億年近く姿を変えていないとされるシーラカンスよりも進化速度が遅いとのこと。

ゲノムから骨の形成過程についても知見を得られており、今後、僕たち人間の骨粗しょう症の治療に役立つとされているようですよ。

他にも、防御機構が非常に原始的と言われ、免疫系細胞がほとんど存在しないにも関わらず長寿と、謎が多いゾウキンザメは、今後の医学に役立つのではないかと考えられているようです。

謎多き「ゾウキンザメ」を見に行ってみませんか?

生きた化石と言われるシーラカンスも見てみたいですが、このゾウキンザメも興味深い生き物ですよね。

サインシャイン水族館にて3月15日(金)より展示されるようなので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょう。

・サンシャイン水族館
「所在地」
東京都豊島区東池袋3-1　サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上

「営業時間」
10:00～18:00(～3月20日)、9:00～21:00(3月25日～9月23日)
※最終入場は終了1時間前
※変更の場合あり ※3月21日～3月24日は10:00～21:00

「入場料金」
大人（高校生以上）2,200円、こども（小・中学生）1,200円、幼児（4才以上）700円

「問合せ先」
サンシャイン水族館　　03-3989-3466　　https://sunshinecity.jp/