
花には蝶が寄ってくるけど
うんこには何が寄ってくる?
そう、ハエ!
ハエしか寄ってこない!
だから早くうんこから花になりたいわけ。
でもどうやったらうんこが花になるのでしょうか。
肥料となって生まれ変わるしかないのかしら。
でももうカピカピうんこですよ。これでも肥料になれるんですかい……
そんなことばっかり、考えてばっかり、なのです。
ああ、何もしたくない、面倒くさい、一人になりたい、何もしたくない。
目次
何もしたくない。
仕事をしたくない。出勤したくない。
バスに乗りたくない。電車に乗りたくない。
起きたくない。着替えたくない。
外に出たくない。遊びに行きたくない。
洗濯したくない。炊事したくない。
掃除したくない、動きたくない。
映画見たくない。ドラマ見たくない。
アニメ見たくない。ゲームしたくない。
面倒くさい。
仕事面倒くさい。出勤面倒くさい。
バスに乗るの面倒くさい。電車に乗るの面倒くさい。
起きるの面倒くさい。着替えるの面倒くさい。
外に出るの面倒くさい。遊びに行くの面倒くさい。
洗濯面倒くさい。炊事面倒くさい。
掃除面倒くさい。動くの面倒くさい。
映画見るの面倒くさい。ドラマ見るの面倒くさい。
アニメ見るの面倒くさい。ゲームするの面倒くさい。
一人になりたい。
人と会話したくない。人に話しかけられたくない。
人の表情伺いたくない。自分の表情作りたくない。
物音聞きたくない。車の音聞きたくない。
人の会話聞きたくない。任意の音しか聞きたくない。
何も考えたくない。ただじっとしてたい。
何もない真っ白な空間とかにいたい。
なんてそんなことをずっと念仏のように唱えながら帰宅しました。
そしていつも通り、玄関の前で鍵を取り出し、鍵を回してみるとすこし違和感が。
「あれ、鍵締め忘れてた?」
扉を開けてみたら部屋のライトも点いていました。
あらら、今日は色々ドジってしまったなあなんて思っていたら
奥から人の声がするではありませんか。
恐る恐る覗いてみたら、何故か6年以上前に別れたはずの元カノがいまして。
なぜ彼女がここにいるのだろう、と思いつつもまあいっかなんて呑気にソファでダラダラ過ごすことに。
特に会話を交わすこともありませんでした。
しばらくすると家の外から私を呼ぶ声が。
応対するのが面倒くさいと感じたので彼女に応対をお願いしました。
「誰だった?」と私が聞くと
「あなたのおばあちゃんが来ているよ」との返答が。
全く……いきなり家に来られても困ると思い、私は仕事でいないと伝えてくれと言伝をお願いしました。
「おばあちゃん、そしたら帰ってくるまで待ってるだって。」
いやあ参ったなあ、そういうことじゃねえんだよなあと思いつつも、少し心配だったので
玄関の扉の小窓から様子を見ることに。
そしたら、そこにいたのは私の祖母ではなく、高校時代の友人でした。
そいつの顔を見た瞬間、私はふと
「ああ、そういえば!私はこいつと遊ぶ予定を立てていたんだ!」といつだったかにした約束を思い出しました。
慌てて彼を家の中に入れることに。
「ごめん、すっかり約束忘れてたよ。何時集合だったっけ」
「15時待ち合わせだよ。」現在、15時半。
「どこ集合だったっけ?」
「駅に待ち合わせだったよ。」
「住所教えておいて良かったあ、ほんと待たせて悪かったんね。」
そういえばこいつと合うのも卒業ぶりだなあ、今日はなんだか懐かしいメンツが集まってるなあ、なんて思いながら私は急いでシャワーを浴びに。
シャワーから出た私は、待たせてしまったお詫びにととりあえずジュースを買いに外へ行きました。
外を歩いていたら、テラスがあるバーを発見しました。
あれ、こんなお店あったっけなんて思いながら覗いてみたら、テラス席がものすごく汚れていました。
それを見ていたら、なんだか掃除をしなくてはいけないという使命感に駆られ
私は店主のいないお店へ入り、勝手にタオルとお水を借りて掃除をはじめました。
店内を掃除し、残りのテラス席へと。
テラス席のテーブルの真中にはなぜかアンティーク調の蛇口がついていました。
「なぜここに蛇口が付いているのだろうか?」
不思議に思い、栓をすこしひねってみたら大量の虫が湧き出てきてしまいました。
それと同時に店内から店主らしき人物が現れ、私はとっさに逃げたのでした。
そういえばさっきの店主、いつもYouTubeで見る「服屋の店員さんの配信」の人だったなあ
なんてことを思いながらもう一度家に帰ったのです。