
普段から利用する電車ですが、「女性専用車両」というものが存在していますよね。実は今その「女性専用車両」の必要性について、異議ありという意見が出てきています。
痴漢行為による被害を減らそうということで、女性の安心できる環境を整えましたが、それに対するさまざまな理由があり、改めて電車の環境を考え直す必要があるのかもしれません。
電車を利用している方たちならではの思考があり、共感できる人もいるのではないでしょうか。日本法規情報株式会社が運営するサイトの、運営情報やアンケート調査により、一理納得できる結果が見れました。
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「女性専用車両」賛成派が思いのほか少ない
僕の予想では、8割の人が賛成しているのではないかと思っていましたが、現実はそうでもないようです。「電車に女性専用車両があることに対して賛成しますか?」という質問に対し、このような結果となりました。
・はい 63%
・いいえ 5%
・どちらともいえない 32%
6割以上の人は女性専用車両に対して賛成しているようですが、5%の「いいえ」と答えた人たちには一体どのような理由があるのでしょうか。
「女性専用車両」反対意見も一理ある?!
通勤中の人たちからすれば、車両が空いている・空いていないなどの理由で「女性専用車両」の環境が羨ましかったりする場面があるかもしれません。
しかし、「女性専用車両」反対派の否定的な意見の多くは“感情”的な理由がありました。「なぜ女性専用車両に反対しますか?あなたの考えに最も近いものをお選びください。」という質問に対して
お判りいただけただろうか、「男性差別だと感じるから」という意見が全体の4割以上です。やはり、女性だけが優遇されるということに、不快な気持ちになる人が多くいるようです。
この調査で僕が気になったのは、8%の「改札口に近い車両に男性に迷惑になるから」という意見。まさに通勤時や、効率を考えて行動されている人たちの中でも「女性専用車両」の存在を好ましく思っていない人もいるようですね。
「女性専用車両」があるなら「男性専用車両」も欲しい
なにも女性だけが被害者とは限りません。痴漢行為で加害者と間違われ、冤罪になる男性も少なくないのです。冤罪を防ぐため「男性専用車両」も必要ではないかという意見があり、「男性専用車両」の必要性に対しての質問もしています。
「痴漢の冤罪を防ぐ目的で男性専用車両が必要と考える人がいますが、あなたは必要だと考えますか?」という質問に対して
必要であると答えた人は28%、無いよりはあった方が良と感じている人が34%とい結果ですが、これを踏まえると必要性があるという意見は全体の6割以上ということ。
やはりあれば安心でるということですね。痴漢冤罪で捕まって、実刑となれば人生がめちゃくちゃ、なんてことになりかねません。もし「男性専用車両」が設置されれば、男性は積極的に利用することでしょう。
男女平等とはいかないかもしれない、でも対応策はあるはず
みなさんの「女性専用車両」に対する意見はどうでしたか。女性からすれば、女性専用車両があるのとないのでは違うと思います。しかしその反面、男性も困っているのも事実。改めて、女性と男性が過ごしやすい電車環境を考えるべきですよね。
事の発端は「痴漢」、痴漢防止のためにさまざまな意見が出てきています。
電車内に防犯カメラの設置、私服警官の見回り、防犯グッズの普及など、アンケートにより意見をいただいています。電車内に防犯カメラはを設置できれば、痴漢行為の抑制効果に期待できそうですね。さらに、私服警官も防犯カメラと合わせて導入することができればなお良し、といって感じでしょうか。
「痴漢」の被害に悩ませられる女性、冤罪で悩ませられる男性、どちらも被害者です。痴漢をする罪人を無くすことは難しいと思いますが、白黒はっきりさせられる環境を整えて行くことが、今は必要なのかもしれません。
サッカーワールドカップの映像判定のようにね。