
通はデジタルよりアナログ。
的な流れってありますよね。
例えばCDとレコードみたいな関係。レコード盤の飛びやノイズが温かみがあって良いという意見をよく耳にします。確かに。確かにそうなのかもしれないけれど、それってCDで再現してたりものもあったりするし、まあそういうことではないということなのでしょうけれど、とにかくレコードを持ってるからってCDしか持ってない人より音楽が好きだなんてそんなの認めないのです。
CDはまず聞くための機材にお金がかからない。例えばレコードを聞くにしてもいい機材、悪い機材がありますがもし安い機材で聞いていたらどうでしょうか。「レコード持ってるくせに意味ねえじゃん」と通ぶってる風にとらわれてしまうのがオチです。ある意味敷居が高い。CDはそんな偏見ありませんよね。しかもスペースだって取らないし。入手しやすさも段違いだし。レコードにお金かけない分、生演奏聴きにいけばいいんだし。とまあ、これくらいはジャブ程度で今回はこんな感じに「デジタルよりアナログ」という主張に対してバンバン批判をしていこうと思います。
「オートマチックよりマニュアル」
運転免許を取りにいくときにこの問題が発生します。「オートマ取りにいく奴は男じゃない。」
また合コンでも同じ男潰しにこの問題が発生します。「こいつさあ、免許オートマ限定なんだよ。」
実際にマニュアルの免許をとってマニュアル車を運転する人は相当少ないのに。なぜかオートマ限定はマニュアル持ってるやつに劣るという勝手な決めつけ。これって所詮、下の下の争いでしかないのです。本当の勝ち組は“運転をしない”のです。
免許なんて持ってるの?え、自分で運転しなくちゃいけないの?大変だねえ。
所詮運転する者同士の争いだなんて勝者から見たら、醜い争いでしかないのです。そんな無駄な争い繰り広げる必要ありますか。オートマ限定でいいじゃない。エコカーなんてオートマしかないんだから。
ロハスに生きてる人間をバカにしてはいけません。
「電子書籍より紙書籍」
小説とかね。絶対に紙書籍しか読まない人っていますよね。紙書籍の方がめくる感じがあっていいとか。なんか電子書籍を少しバカにしたような。
めくる感じってそんなに重要なんですか?
紙書籍のいいところって収集欲を満たせるところと、あとは充電を気にしなくていいってことくらいですよね。それに比べて電子書籍はどうですか。
暗くても読める。字が圧倒的に見やすい。しおりを落とさない。スペースを取らない。何冊でも持ち歩ける。喫茶店で様になるのは紙書籍かもしれませんが、電子書籍だって素晴らしいじゃないですか。小馬鹿にしないで。
と紙書籍派の人は電子書籍をバカにする問題について書いていきましたが、これに関してはいくつか例外が存在します。
まず1つ目は参考書。参考書や過去問題集においては電子書籍より圧倒的に書籍の方が使える。これは優劣云々よりも利便性的に誰しもが思っていることなのではないでしょうか。参考書そのものに記入したり、蛍光ペンで色付けしたり、見たいページをすぐに開けたり。圧倒的ですね。人が赤ペンやメモ入れした中古本に高値がつくのにも納得ですよね。
あともう1つ。成人雑誌。要はエロ本ですね。これに関しては圧倒的に紙媒体で見る人は少ないどころか、エロ媒体を紙で見る人というのはカースト的に相当下に位置するイメージがありますよね。ので、これに関しては全く逆の現象が起こっています。見栄というものがつかないからこそ、リアルな「電子VS紙」の需要度が見えているのではないでしょうか。
「出会い系での出会いより現実世界での出会い」
これ。間違いなくこれ。
ネットを通じた出会った恋は、たまたま出会った人との恋より劣る問題。
なぜネットを通じた恋はバカにされるのでしょうか。なぜ人は何かを通した形というものを毛嫌いするのでしょうか。出会い系で結ばれた恋だって素晴らしいじゃない。ツイッターで結ばれた恋だって素晴らしいじゃない。でもなぜかバカにされる。ネットで恋を育んだ人は蔑まれる。最も賢くて最も効率的な行動なはずなのに。なぜ現実世界での出会いでしか運命の出会い認定されないのか。
不思議ですよね。確かにネットでは怪しい人もいますが、普通の人も多くいる。その普通の人同士が結ばれたなら、喜ばしいことだと思うのです。ネットでの恋だっていい。私が声を大にして主張します。恥ずかしがる必要はない。何がレコードだ。何がマニュアルだ。何が紙媒体だ。何が同級生婚だ。好きなものは好き、他人が好きなものを否定する必要なんてない。
ただ私は出会い系を使ってるような子とは恋したくないですが。