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魅力溢れる8分間。長崎県南島原市観光ショートフィルム「夢」

魅力溢れる8分間。長崎県南島原市観光ショートフィルム「夢」

地方活性化といえばゆるキャラですが皆さんは誰が好きですか。
わたしはぐんまちゃんが好きです。というかぐんまちゃんくらいしか知りません。彼は私の地元群馬県のヒーローです。
ちなみにぐんまちゃんはもともと“ゆうまちゃん”という名前でもっと馬っぽかったんですよ。活躍とともにぐんまちゃんという名前になり、フォルムも少し小さく変化したのです。
出世魚システムを採用したわけですね。海なし県から海あり県へと進出するために。

さて話は変わりますが今少し話題になっている地方のPR動画があります。ご存知でしょうか。
「夢」という作品のPR動画なのですがとても素敵な動画となっています。



目次

映画を見ているかのような8分間

今秋に公開した南島原市観光ショートフィルム「夢」。SNSを中心に話題となりYouTube、Facebookでの視聴回数が伸びてきています。
正直ピンとこない地名ですがここまで人気があるのには理由があります。
ただ街をPRするだけじゃない、愛する人がいることの大切さを教えてくれる素敵なショートフィルムなのです。
最近はただ紹介するのではなく、工夫を凝らしているPR動画が多いですね。オリジナリティ溢れる動画が多くて見ていて楽しいです。
こちらの動画もその一つ、ぜひ見ておきたい一作となっています。

不思議で儚い「夢」の物語

映像は情緒溢れるお祭りのシーンから始まります。
南島原市が誇る美しい風景と共に流れてくるのはある一人の男の純愛ストーリー。

若い頃に死に別れた恋人を想い続け、生涯を閉じた一人の男。
男が死んだ後、あの世に行く前に、「境界」という場所を訪れます。
そこで出会った老人に薦められるがままに、男は、当時付き合っていた恋人と過ごした、何気ない1日の「夢」を見ます。

恋人と「夢」の中で再会する男。南島原市を舞台に二人は特別で何気ない1日を過ごします。
一日が終わる頃、彼は何十年も伝えられずに募らせてきた「愛している」という言葉を彼女に伝えます。彼女が目を潤わせこちらを見てくるところで夢は終わり、儚い時間は過ぎていきます。
たった一人を愛し続けた彼に切なくも愛の姿を見ることができ、大切な人との時間も有限であることを改めて思い知らされます。

PR動画ですが街の魅力を前面に押し出すわけではなく、あくまでストーリーを包み込む、寄り添う存在にあります。そんな情緒あふれる南島原市の景色と、このストーリーの為だけに作られた優しい音楽が彼らの特別な時間をより魅力的に演出しています。

「夢」の舞台と南島原市の魅力

ストーリーに夢中になってしまいますが沢山の南島原町の観光スポットが次々と出てきます。
最初のシーンのお祭り「ありえ浜んこら祭り」からひまわりが一面に広がる「大地農場のひまわり畑」
恋人と再開した場所「深江橋」、二人で周る旧校舎「赤い屋根のふるさと交流館」
話に花を咲かせながら食べた「山の寺 邑居」の手延べそうめん、彼女に気持ちを伝えた「瀬詰崎灯台付近」などなど。
インスタ映えするスポットもたくさんありましたね。ちなみに南島原市の特産品である島原手延そうめんは全国で2位の生産量ということです。
南島原市のサイトでは各シーンのロケ地、各名産品の紹介もあるので気になった方は見てみてください。

日本にはまだ知られていないだけで魅力的な場所がたくさんあるのかもしれません。こうして楽しみながらその街を知れるのはいいですね。
ストーリーの魅力も街の魅力も溢れる8分間。見て損はありません。

ライターはこの人

熊谷
『個性派ライター』のクマガヤ
1人で群馬から東京まで歩いたらどうなるんだろうと思い付き、実行する強い好奇心も持ち合わせている。

「もう書きたくない」がお決まりの言葉。
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