
ああ、なんか退屈な毎日だなあと思っていても、周りを見渡せば目新しいもので溢れていて、刺激に溢れていて、退屈なんてしようがないのです、実は。
というわけで面白い商品を今回も今回とてご紹介いたします。
デザインを使用した基板アート雑貨「PCB ART moeco」より、2019年2月19日(火)から電波でLEDが光るiPhoneケース「葛飾北斎 神奈川沖浪裏」がPCB ART moeco直販サイトやすみだ北斎美術館、PCB ART moeco取扱店にて販売されました。
この商品、基板の緻密なデザインがされているだけではなく、電波でLEDが光る回路を搭載しています。(iPhoneが発する電波でLEDが光る回路は特許出願中です)。
なおiPhoneケースだけではなく、光るICカードケースも販売中。ICカードケースのお届けは材料不足により3月上旬予定とのこと。
過去にもエヴァンゲリオンやスターウォーズをモデルにLEDで光るiPhoneケースが販売されていましたが、今回の新作は一体どんな商品なのでしょうか。
目次
電波で光るiPhoneケースの特徴
まずは製品の特徴についてご紹介します。
■製品特徴
基板のプロフェッショナルが本気で作ったプロダクトです。プリント基板用CADでデザインし、本物の基板に、電子部品を実装(はんだ付け)しています。自社内でCAD設計し、本業で使用している本社工場の表面実装ラインで部品実装しています。
基板用CADはデザインソフトではないため、マウスで一つ一つ線を引いてデザインします。電子部品を実装後、実装部品を保護するためにクリーンルーム(クラス1000)で人の手により表面張力で樹脂がいっぱいになるまで1個1個樹脂でコーティングしています。部品に付いた気泡や樹脂表面の埃を取り除きます。
日本で設計、製造しています。全ての商品はRoHS対応品(鉛不使用商品)です。ギフトボックス梱包でギフトにもお使いいただけます。
Hokusaiの「o」がピカッと光るよ。
1つ1つ手作りなんだそうです。デザインにおいてもマウスで一つ一つ線引き。樹脂コーティングも一つ一つ人の手で施されている。しっかり気泡や埃も取り除く。
なんというかその細かい丁寧な手作業というのがthe日本製って感じですね。基盤作りのマジなプロ達が作り上げた作品。
<「FLASH iPhoneケース」はなぜ光る?>
iPhone自身が発する電波を電力に変換し、昇圧することでLEDが光ります。通常時は光らず、iPhoneが強い電波を発した時にランダムに光ります。基板の裏面にあるアンテナ回路がiPhoneが発する電波をキャッチし、基板の表に回ります。表面には増幅回路が組まれており、合計26個の電子部品で徐々に電圧と電流を高めてLEDを光らせています。LEDは1箇所のみです。電池無しでLEDが光る回路は特許出願中です。
電池なしで光ることができるのはiPhoneから発せられている電波を利用しているから。
なんていうか増長させているとはいえ、LEDを光らせることができるくらいの電波が出ているんですね。逆に増長させてもLEDを点灯させるくらいの電波しか出てない、とも考えられるわけですが。
ニコラ・テスラの世界システム感をちょっと感じますね!
FLASH 神奈川沖浪裏 基板アートiPhoneケース
今回の新商品「神奈川沖浪裏」の光るiPhoneケースの詳しい情報です。
●FLASH 神奈川沖浪裏 基板アート iPhoneケース(XS Max、XR、X/XS、7/8、7/8 Plus、SE/5/5s用)
FLASH iPhoneケースは、電池無しでHOKUSAIの「O」の内側に実装した赤色LEDが1個光ります。iPhone自身が発する微弱な電波を電力に変換し、昇圧することでLEDが1個光ります。通常時は光らず、強い電波を発した時に光ります。iPhoneの電波で光るためランダムで光ります。基板CADでデザインをしなければ基板は出来ません。基板CADはデザインソフトではないためマウスで一つ一つ線を引いていきます。細い線で0.1mmの配線パターンで緻密にデザインされています。
日本デザイン、日本製造で、基板は金メッキ処理をしており、電子部品を実装後、超クリアな樹脂で封止しております。海外の友人へのプレゼントにも最適で黒のギフトボックスに梱包致します。
ちなみにiPhone XS MaxとXRケースにはストラップホールが付いています。
販売サイトを覗いていただくとわかりますが、他にもいろんなデザインの基盤アートケースが販売されています。よかったら、そちらも覗いてみてね。
価格についてはこちら。
FLASH 神奈川沖浪裏 基板アート
iPhone XS Maxケースの仕様
iPhone XRケースの仕様
iPhone 7/8 Plusケースの仕様
価格 :15,120円(税込み)
FLASH 神奈川沖浪裏 基板アート iPhone X/XSケースの仕様
iPhone 7/8ケースの仕様
iPhone SE/5/5sケースの仕様
価格 :14,040円(税込み)
光るICカードケースも面白い!
iPhoneケースだけではなく、光るICカードケースも販売されています。
こちらもこちらでちょっと仕様が違います。ちょっとねワクワクするような作りになっているんです。
■FLASH 神奈川沖浪裏 基板アート ICカードケース
ICカードケースは、改札のタッチやICカードでの決済時に電池無しでLEDが光るギミック付きで、毎日の通勤・通学が楽しくなる商品です(※1)。改札のタッチなどで浪のしぶき部分に実装された白色LED4個が光ります。(挿入の方向で改札に反応しにくい場合があります。挿入する方向を変えてお試しください)。カードサイズが同じなら会社などのIDカードケースとしても使用可能(※2)です。
また、ICカードケースは基板100%で製造。なお基板CADはデザインソフトではないためマウスで一つ一つ線を引いており、細い線で0.1mmの配線パターンで緻密にデザインされています。表、中、裏の3種の基板をプレス接着し、ケース化しました。プリント基板はFR-4(ガラス繊維の布+エポキシ)製で車載基板や産業機器にも使われており、軽くて強い素材です。また、基板は金メッキ処理をしており電子部品を実装後、クリーンルームにて一つ一つ人の手で超クリアな樹脂を封止しております。
カード脱落キーホルダー付。ギフトボックス梱包。日本デザイン、日本製造です。
※1:海外の改札対応については未確認です。
※2:改札と比べ光量が落ちる可能性があります。
ICカードケースのお届けは材料不足により3月上旬予定です。
こちらは改札を通るときにピカッと光る。このなんだろうね、自分しか基本的には気付かないこのこだわり。カードケースなんてそもそも人に見せるようなものでもないし。
でもね、そういうところこそこだわっちゃうんですよねえ。実はこれさ、光るんだぜなんてね、ちょっとした自慢したりして。
FLASH 神奈川沖浪裏 基板アート ICカードケースの仕様
価格 :9,720円(税込み)
カラー :黒
サイズ :98mm×62mm×4.5mm
重さ :25g
使用電子部品:4
ちょっとマニア感があるというか、変態感を感じますでしょ。いい意味で。
地味なところでスゴイ技術が使われている。
ほら、なんだか私たちみたいじゃあありませんか。